沖縄銀行のマイカーローンは、沖縄県内で車を購入する際に利用できる便利なローン商品です。
審査の厳しさは、申込者の信用情報や収入状況によって異なりますが、一般的な銀行系ローンと同様に、安定した収入や信用履歴が求められます。
また、保証会社として「おきぎん保証株式会社」が関与しており、審査の一環として保証会社の基準を満たす必要があります。
金利や返済期間の柔軟性も特徴で、最大10年の返済期間を選択できるため、月々の負担を軽減することが可能です。
さらに、沖縄銀行の取引状況によって金利優遇を受けられる場合もあります。
この記事では、審査のポイントや保証会社の役割、申し込みの流れについて詳しく解説し、沖縄銀行のマイカーローンを利用する際の注意点を紹介します。
沖縄銀行基本情報
- 基本的な情報は 金融庁登録金融機関登録一覧 から取得しています。
- 銀行コードは 全国銀行協会の会員一覧 から取得しています。
- 法人番号は 国税庁法人番号公表サイト から取得しています。
| 金融機関 | 沖縄銀行 |
|---|---|
| 愛称 | おきぎん |
| 金融機関コード | 0188 |
| 登録番号 | 沖縄総合事務局長(登金)第1号 |
| 法人番号 | 4360001000406 |
| 本店所在地 | 〒900-8651 那覇市久茂地3-10-1 |
| 代表電話番号 | 098-867-2141 |
| 代表者 | 山城正保 |
| 公式サイト | https://www.okinawa-bank.co.jp/ |
沖縄銀行の理念
地域密着・地域貢献
おきなわフィナンシャルグループは地域に密着することで、地域社会の価値向上 （持続可能な社会的価値を創造、暮らしの充実と県民所得の向上）を図り、地域貢献を果たしていくことが私たちの使命（ミッション）です。
沖縄銀行マイカーローンの審査は厳しい？
審査基準とは？主なポイントを解説
沖縄銀行のマイカーローン審査では、返済能力や信用情報が大きなポイントとなります。
特に、安定した収入があること、過去の金融履歴に問題がないことが求められます。
また、年齢制限や勤続年数などの条件も審査基準に含まれるため、これらの要点をクリアしているかどうかが重要です。
さらに、融資金額や返済期間に応じて、保証会社の審査基準を満たす必要があります。
このようなポイントをしっかり理解することで、審査通過の可能性を高めることができます。
審査通過が難しいケース
沖縄銀行マイカーローンの審査が通りにくい場合として、収入が低い方や他社からの借入が多い方が挙げられます。
また、過去に信用情報に傷がある場合や、直近でローン審査に連続して落ちた履歴がある場合も不利になりやすいです。
特に収入証明書の不備や申込み内容に不整合があると、審査を通過できない可能性が高まります。
沖縄銀行の審査は決して「甘い」とは言えないため、事前の準備が大切です。
年齢や勤続年数の重要性
沖縄銀行のマイカーローンでは、申込み時の年齢が18歳以上70歳未満であることが必須条件です。
また、勤続年数も重要な評価基準の一つで、通常は1年以上の勤続が求められます。
ただし、新社会人や内定者の場合、見込年収が150万円以上であれば審査に申し込むことができる特例もあります。
これらの条件を満たしていることが、審査通過のための第一歩となります。
他社借入との関係性
他社からの借入状況は、沖縄銀行マイカーローンの審査で重要な要素となります。
他社の借入が多い場合、返済能力に疑問が持たれる可能性があります。
特に、複数のローンを同時に利用している場合や、借入額が年収と比較して過剰である場合は審査が難しくなることがあるのです。
他社からの借入がある場合は、借入の総額や毎月の返済額を見直し、適切な範囲内に抑えるよう心掛けましょう。
信用情報が審査に与える影響
信用情報は、沖縄銀行マイカーローンの審査結果を左右する重要な要素です。
信用情報には、これまでの借入実績や返済履歴、延滞記録などが記載されています。
たとえ小さな延滞でも、長期間にわたって記録が残るため、審査時に不利になることがあります。
特に、過去に金融事故とされる大きな延滞や債務整理の記録がある場合、審査を通るのは難しくなります。
信用情報は各自で確認が可能なので、定期的に状況をチェックし、不必要なトラブルを回避することが良い対策です。
沖縄銀行マイカーローンの保証会社はどこ？
沖縄銀行マイカーローンの保証会社は、証書貸付型マイカーローンの場合は「おきぎん保証株式会社」・枠々マイカーローンの場合は「株式会社オリエントコーポレーション」です。
ローンを申し込んだ後は、銀行側から保証会社へ保証が依頼され、保証会社が申込内容をもとに、保証可能かどうかを判断するため審査を行います。
この時の審査では、年収と借入額のバランスや、他社からの借入状況、信用情報等を確認されます。
枠々マイカーローンでは、オリコの保証を得ることが利用の条件であり、オリコの審査に通過できないと利用できないため、オリコの社内ブラック等の場合は注意が必要です。
保証会社の主な役割は、ローンの借主が返済できなくなった場合に、借主にかわって銀行側へ支払い(代弁返済)をすることです。よって、実質的に保証会社は保証人の役割をしています。
代弁返済が行われた場合、それ以降は保証会社への返済義務を負うことになり、一括返済を求められるケースも多いため注意が必要です。
なお、保証会社への代弁返済が行われた場合、信用情報にその記録が残るため、いわゆる「ブラック」に該当する状態になります。
| 社名 | おきぎん保証株式会社 | 株式会社オリエントコーポレーション |
|---|---|---|
| 所在地 | 〒900-0013 那覇市牧志1丁目3番45号 沖縄銀行牧志ビル 5階 | 〒102-8503 東京都千代田区麹町5丁目2番地1 |
| 連絡先 | TEL：098-866-1717（代表） FAX：098-866-0024 | TEL:03-5877-1111 |
| 資本金 | 7,000万円 | 1,500億円（2024年9月30日現在） |
沖縄銀行マイカーローンの特徴
沖縄銀行では、マイカー向けのローン商品が2種類あり、利用者の都合に合わせて選択できます。
1つ目は、融資金を一括で借り入れて返済する証書貸付型のマイカーローンで、仕組みは一般的なマイカーローンと同じです。
もう一つは、利用限度額の範囲内で繰り返し融資が可能な、「枠々マイカーローン」です。こちらは、融資時の再審査なしで必要な時に何度でも車関連資金を借りられるというメリットがあります(ただし、3年ごとに行われる契約更新の際には審査があります)。
どちらのマイカーローンも、車購入のほか、修理費用や免許取得費用、他社マイカーローンの借り換えなど、幅広い用途に使用できます。
| 商品名 | マイカーローン | 枠々マイカーローン |
|---|---|---|
| 借入利率 | 年1.825％～3.825％(変動金利) | 年2.650%～3.850%(変動金利) |
| 資金使途 | 自動車、オートバイ、自転車の購入資金（個人売買は除く） カー用品の購入資金、自転車のアップグレード 修理費用、車検費用、免許取得費用 上記を資金使途とする借換資金(他行マイカーローン、ディーラーローン、クレジット等) その他 家族名義の自動車購入や免許取得費用についても相談可 消費者金融、小口金融業等の借換資金は対象外 | 新車、中古車、オートバイ、ロードバイク等の購入資金（だたし、個人売買は除きます） カー用品の購入資金、車検・修理費用 運転免許取得費用、自動車任意保険料、車庫設置費用等、車に関する諸費用 上記を資金使途とする他社ローン等の借換費用（消費者金融等は対象外） その他 家族名義の自動車購入や免許取得費用等も相談可 |
| 借入可能額 | 10万円以上500万円以内（1万円以内） 就職内定者の場合は150万円以内 | 20万円以上500万円以内（10万円単位） |
| 借入期間 | 6ヶ月以上10年以内（1ヶ月） 就職内定者の場合は、学生期間中は最長6ヶ月の元金据え置き可 | 契約日から3年間（以後3年ごとの自動更新） 65歳の誕生日以降は契約更新は不可(返済のみとなります) |
| 担保・保証人 | 原則不要 | 原則不要 |
| 保証会社 | おきぎん保証 | オリエントコーポレーション |
| 返済方法 | 元利均等返済 融資金額の50%までボーナス返済を併用可 | 毎月7日に、借入残高に応じた所定の金額を返済 |
| 繰上返済手数料 | 一部繰上返済手数料 5,500円 全額繰上返済手数料 3,300円 条件変更手数料 5,500円 | |
| 利用できる方 | 申込時年齢18歳以上で完済時70歳以下の県内在住の方 勤続（営業）年数1年以上の方または入社1年未満の新社会人の方 6ヶ月以内に就職が内定している新卒内定者の方 年収150万以上の方(入社1年未満の新社会人および新卒内定者の場合は、見込年収が150万円以上の方) 沖縄銀行所定の融資基準を満たす方 | 申込時年齢18歳以上、64歳以下の方 勤続（営業）年数1年以上の方(または入社1年未満の新社会人の方) 6ヶ月以内に就職が内定している新卒内定者の方 年収150万以上の方(入社1年未満の新社会人および新卒内定者の場合は、見込年収が150万円以上の方) 沖縄銀行所定の融資基準を満たす方 保証会社の保証を受けられる方 |
沖縄銀行マイカーローンの金利
沖縄銀行マイカーローンの金利は下記の通りです。
マイカーローン(証書貸付型)の場合
証書貸付型マイカーローンの金利は、年1.825％～3.825％です。実際に適用される金利は、申込後の審査で各利用者ごとに決定されます。
また、銀行との取引状況等に応じて、次のような金利優遇も適用されます。
| 優遇条件 | 金利 | 金利(エコカー) |
|---|---|---|
| 沖縄銀行で住宅ローンを利用している方 | 年1.925％ | 年1.825％ |
| 沖縄銀行の預金口座に給与の振込がある方 | 年2.425％ | 年2.325％ |
| 沖縄銀行の預金口座から公共料金のお支払が2件以上ある方 | 年3.325％ | 年3.225％ |
| SDカード所持先 | 年3.325％ (エコカー優遇はなし) | |
枠々マイカーローンの場合
枠々マイカーローンの金利は、年3.850%が基本となります。ただし、沖縄銀行で住宅ローンを利用している方は、年2.650%と通常金利よりも低い金利で借りられます。
枠々マイカーローンの金利は、上述した証書貸付型マイカーローンの金利と比較すれば、やや高めになります。
沖縄銀行マイカーローンの借入可能額
沖縄銀行のマイカーローンの借入可能額は、証書貸付型マイカーローンの場合は「10万円以上500万円以内（1万円以内）」、枠々マイカーローンの場合は「20万円以上500万円以内（10万円単位）」となります。
他社のマイカーローンだと、最大で1000万円まで借りられるケースが多いですが、沖縄銀行のマイカーローンだと500万円までしか借りられないため、その点は留意が必要です。
沖縄銀行マイカーローンの返済方法
マイカーローン(証書貸付型)の場合
証書貸付型マイカーローンの返済方法は、一般的なマイカーローンと同じ元利均等返済で、毎月の返済日に決まった額を返済します。
また融資金額の50%までであれば、ボーナス返済を併用できます。
毎月の返済額は、借入金額や融資期間、金利等で決まります。返済額を試算したい場合は、公式サイトの「マイカーローンシミュレーター」から試算可能です。
なお、証書貸付型マイカーローンでは、希望する場合は繰上返済が可能ですが、この際に下記のように手数料が発生するため注意が必要です。
| 手続きの内容 | 手数料 |
|---|---|
| 一部繰上返済 | 5,500円 |
| 全額繰上返済 | 3,300円 |
| 返済条件の変更 | 5,500円 |
枠々マイカーローンの場合
枠々マイカーローンの約定返済額は、借入残高に応じて次のように決まります。返済日(毎月7日)に、当月の約定返済額分を返済しますが、それ以外の期間でも随時返済が可能です。
| 当座貸越残高 | 約定返済金額 |
|---|---|
| 5千円未満 | 貸越残高 |
| 5千円以上～50万円以下 | 5,000円 |
| 50万円超～100万円以下 | 10,000円 |
| 100万円超～200万円以下 | 20,000円 |
| 200万円超～300万円以下 | 30,000円 |
| 300万円超～400万円以下 | 40,000円 |
| 400万円超～500万円以下 | 50,000円 |
随時返済をしたい場合は、ATMや銀行窓口で専用通帳に入金手続きをします。
ただし全額繰上返済を希望する場合は、店頭で申し出て手続きをする必要があります。
沖縄銀行マイカーローンの申込方法
沖縄銀行のマイカーローンは、公式サイトから仮審査の申込手続きが可能です。ただし、契約の際には来店の必要があり、Web完結には対応していませんので注意が必要です。
証書貸付型マイカーローンと枠々マイカーローンでは、保証会社が異なることもあり、申込の流れはやや異なります。
それぞれの場合における申し込みの流れは次の通りです。
マイカーローン(証書貸付型)の場合
公式サイトから申込ページにアクセスし、必要事項を入力し申込をします。
沖縄銀行から仮審査結果の連絡があります。
Webから下記の必要書類をアップロードして提出します。
本審査結果の連絡は、電話で行われます。
- 運転免許証などの本人確認書類
- 所得確認書類（源泉徴収票、所得証明書など）
申込金額が100万円以下の場合は不要 - 勤続年数が確認できる資料（健康保険証等）
就職内定者の場合は、「内定の確認できる書類」および「初任給の確認できる書類」が必要 - 使途が確認できる書類（見積もり書等）
- 預金通帳、通帳の届出印
沖縄銀行の窓口で契約手続きを行い、手続きが完了すると融資が実行されます。
枠々マイカーローンの場合
沖縄銀行・オリエントコーポレーションの仮審査申込同意書を確認し、申込フォームに必要事項を入力して申込の手続きを行います。
沖縄銀行から電話で仮審査結果の連絡があります。
窓口で必要書類(下記)の提出と、正式な申し込み手続きを行います。
- 運転免許証などの本人確認書類
- 所得確認書類（源泉徴収票、所得証明書など）
就職内定者の場合は、「内定の確認できる書類」および「初任給の確認できる書類」 - 返済用通帳のお届け印
- 使途確認書類
沖縄銀行の窓口で契約手続きを行い、手続きが完了すると融資が実行されます。
審査通過率を上げるためのポイント
収入証明や書類の準備
沖縄銀行マイカーローンの審査を通過するためには、書類の準備をしっかり行うことが重要です。
具体的には、本人確認書類（運転免許証やマイナンバーカードなど）や収入証明書（源泉徴収票、給与証明書、納税証明書など）が必要です。
また、資金使途を確認できる見積書や請求書の用意も求められることがあるため、事前に揃えておくとスムーズに手続きが進みます。
特に収入証明書は、返済能力を証明する重要な情報として重視されます。正確な書類を準備することで、審査通過の可能性が高まります。
借入可能額を適切に設定するコツ
借入希望額を高く設定しすぎると、審査に通らない可能性が高まります。
そのため、収入や毎月の支払い能力を考慮し、無理のない借入金額を設定することがポイントです。
沖縄銀行のマイカーローンでは、10万円以上500万円以内で借入が可能となっていますが、必要な金額を現実的に見極めることが大切です。
また、融資金額を少額に抑えることで審査に通りやすくなる傾向もあります。
信用情報を健全に保つ方法
沖縄銀行マイカーローンの審査を通過するためには、信用情報が重要な鍵を握ります。
他のローンやクレジットカードでの支払い延滞や、複数のローン申し込み履歴がある場合、審査が厳しくなる可能性があります。
そのため、日頃から返済期日を守ることや、不要なローン申し込みを控えることが大切です。
信用情報を健全に保つことで、審査通過の可能性を高めることができます。
事前にシミュレーションを活用する
沖縄銀行の公式ウェブサイトなどで提供されているシミュレーションツールを活用することもおすすめです。
このツールを利用すれば、毎月の返済額や総返済額を簡単に計算することができます。
これによって、自分の収支状況に応じた計画を立てることが可能です。
シミュレーションを基に無理のない条件で申し込むことで、審査通過の確率が上がるでしょう。
他のローンとのバランスを見直す
現在、他社からの借入れがある場合、それが沖縄銀行マイカーローンの審査に影響することがあります。
他社に多額のローンが残っている、または月々の返済負担が多い場合、審査を通過しにくくなる可能性があります。
そのため、他社借入の返済状況を整理し、必要に応じて一部を繰り上げ返済するなどして借金の総額を減らすことがポイントです。
また、借換えを利用して返済の負担を軽減することも一つの手段です。
沖縄銀行のマイカーローン活用で叶える夢
家族のための新しい車を購入
沖縄銀行のマイカーローンを利用することで、家族のために新しい車を購入する夢を実現することができます。
沖縄は公共交通機関が限られているため、自家用車の所有は生活に欠かせない存在です。
大人数の移動や買い物にも便利なファミリーカーを購入し、家族全員で快適なカーライフを楽しむことが可能です。
融資額の範囲は10万円から500万円まで選べるので、ニーズに応じた車を手に入れやすいのが魅力です。
金利や返済計画のメリットを享受
沖縄銀行のマイカーローンでは、条件に応じた金利優遇が受けられます。
住宅ローン利用者や給与振込がある方には特にお得な金利が適用され、返済総額を抑えることが可能です。
また、毎月の返済額を抑えられる返済プランを提案してくれるため、家計への負担を軽減しながら計画的に返済を進めていけます。
これにより、安心してローンを活用することができるのです。
中古車やカー用品購入にも活用可能
沖縄銀行のマイカーローンは、新車の購入だけでなく、中古車やカー用品の購入にも対応しています。
また、車検や免許取得費用の資金としても利用可能です。
そのため、初めて車を購入する若い世代や、家族の成長に伴い車を買い替えたい方など、幅広い目的に応じてローンを活用することができます。
オンライン手続きを活用して簡単申し込み
忙しい日々の中、店頭へ直接出向くのが難しい方でも、沖縄銀行ではオンライン手続きを活用してスムーズにマイカーローンを申し込むことが可能です。
ウェブ上で情報を入力するだけで仮審査が完了し、最短で翌営業日には結果がわかるため、時間を有効活用できます。
このように手続きの簡略化を実現している点も非常に嬉しいポイントです。
沖縄銀行の地域密着型サポート
沖縄銀行は地域密着型の金融機関として、地元の皆様が抱えるニーズに寄り添ったサービスを提供しています。
マイカーローンに関しても、担当者が丁寧に相談に応じ、お客様に最適なプランを提案してくれるため、初めてのローン申し込みでも安心です。
また、地元で信頼できる金融機関から借入を行うことで、長期的な安心感を得ることができるでしょう。
