自動車ローンとは、購入者が車を購入する際に支払う資金を金融機関や信販会社から借り入れ、分割で返済する仕組みのことを指します。
主に、ローン契約は「銀行系マイカーローン」と「ディーラーローン(販売店ローン)」の2つの種類に大別されます。
銀行系マイカーローンは借入先が銀行や信用金庫となり、通常は購入者が所有者となるのが特徴です。
一方、ディーラーローンは販売店を通じて契約し、返済が完了するまで販売店や信販会社が所有権を留保する仕組みが多く採用されています。
オートローンを検討する際には、こうした仕組みの違いを理解しておくことが重要です。
名義と所有権の定義
車の名義には「登録名義」と「所有権」があります。
登録名義は車の主たる利用や管理が行われる人を表し、所有権はその車を法律上所有する権利を持つ人を指します。
例えば、所有者と使用者が異なる場合でも登録名義人を変更することで利用が可能です。
自動車ローンを利用する場合、ローンを組んだ契約者(借入者)が名義人となるのが一般的ですが、ディーラーローンで「所有権留保」が適用されるケースでは名義人が販売店や信販会社となることがあります。
これが、後々トラブルを引き起こす要因となることもあるため、あらかじめ内容を確認しておくことが大切です。